コーヒー 糖尿病リスク 上昇する 下降する?どっち?クロロゲン酸とは?
コーヒーと糖尿病になるリスクの関係については、
これまでいろいろな研究が発表されてきました。
糖尿病リスクが上昇するという研究もあれば
下降するという研究もあります。
実際のところどうなのでしょうか。
いろいろ条件によって変わってきそうですよね。
コーヒーと糖尿病になるリスクの関係の研究についてまとめました。
1日に5杯以上のコーヒーで肥満・糖尿病になるリスクが上昇
西オーストラリア大学
(http://www.uwa.edu.au/)
の研究によると、
1日に5杯以上のコーヒーを飲むと、糖尿病になるリスクが上昇するということです。
ポイントは、コーヒーに含まれる「クロロゲン酸」と呼ばれる物質です。
西オーストラリア大学でのマウス実験では、コーヒー5、6杯分に相当する量の
クロロゲン酸を与えたところ、インスリンの働きが鈍くなり、
糖尿病になりやすい状態になったと言うことです。
「クロロゲン酸」は適度な摂取量では健康に良い影響を与えるものの、
過剰に摂取すると、逆効果となるということですね。
クロロゲン酸とは?コーヒーの他に何に含まれる?
クロロゲン酸はコーヒー豆に多く含まれ、抗酸化作用があり、
糖分の吸収を遅らせる働きを持つため、適度な量の摂取は
健康に良いとされています。
ゴボウにもポリフェノールであるクロロゲン酸が豊富に含まれています。
ゴボウを水にさらしたときに出てくる茶褐色の成分がクロロゲン酸ですね。
毎日コーヒー4杯で糖尿病リスクが35%低減
毎日4杯のコーヒーで、2型糖尿病のリスクを約25-35%低減できるという研究は、
医学誌アーカイブス オブ インターナル メディシン(12月14日号)http://archinte.ama-assn.org/
で報告されています。
1杯飲むごとに糖尿病発症の可能性は7%ずつ低減されるということも報告されています。
この研究では飲み過ぎた際の副作用については報告されていませんでしたが、
やはり4杯ぐらいまでが適量のようですね。
適量を楽しみ、健康的な生活を送りたいですね。