合計特殊出生率とは 計算方法,求め方 推移は?
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合計特殊出生率が厚生労働省により発表されました。
2012年は1.41で、前の年よりも0.02ポイント上昇しましたね。
1.4を超えたのは平成8年以来16年ぶりです。
でも合計特殊出生率ってあまりなじみのない言葉ですよね。
その計算方法,求め方、近年の推移についてまとめました。
ちなみに東京都の2010年の合計特殊出生率1.12で、全国平均と比較すると非常に低いんですね。
合計特殊出生率とは 計算方法,求め方は?
合計特殊出生率の計算は次のように行います。
出産可能年齢(15~49歳)の女性に限定し、各年齢ごとの出生率を足し合わせます。
これにより、一人の女性が生涯、何人の子供を産むのかを推計することができます。
たとえばこのように計算すると、
年齢階級(歳) | 年齢階級別女子人口(人)① | 母の年齢階級別出生数(人)② | 母の年齢階級別出生率②/①×5 | ||
---|---|---|---|---|---|
15~19 | 33,000 | 176 | 0.02667 | ||
20~24 | 32,000 | 1,379 | 0.21547 | ||
25~29 | 35,000 | 3,593 | 0.51329 | ||
30~34 | 39,000 | 3,464 | 0.44410 | ||
35~39 | 35,000 | 1,259 | 0.17986 | ||
40~44 | 36,000 | 150 | 0.02083 | ||
45~49 | 40,000 | 3 | 0.00038 | ||
計 | 250,000 | 10,024 | 1.40059 |
1.40059→1.40となります。
「15歳から49歳までの年齢別特殊出生率を総和したもの」と表現することもできます。
合計特殊出生率 推移は?
近年の推移は次のようになっています。
昭和60年 1.76
~
平成 7年 1.42
~
平成17年 1.26
平成21年 1.37
平成22年 1.39
平成23年 1.39
平成24年 1.41
このように近年はわずかながら上昇の傾向が見られますね。
1.4を超えたのは平成8年以来16年ぶり、今後の動向が注目されますね。
詳しいデータは厚生労働省により公開されています。
平成24年人口動態統計月報年計(概数)の概況
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai12/index.html
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